赤ちゃんのまぶたが赤く腫れ、ものもらいと診断された。病院で処方された目薬をさすのはもちろんですが、それと並行して、家庭でできる適切なケアを行ってあげることで、赤ちゃんの不快感を和らげ、回復を早める手助けをすることができます。しかし、良かれと思ってやったことが、かえって症状を悪化させてしまう場合もあるため、正しいケアの方法を知っておくことが大切です。まず、最も重要なのは、「赤ちゃんの目を清潔に保ち、触らせない」ことです。赤ちゃんは、かゆみや異物感から、どうしても目をこすってしまいがちです。しかし、汚れた手で目をこすることは、症状を悪化させ、他の家族への感染(まれですが)の原因にもなり得ます。赤ちゃんの爪は、常に短く切っておき、手もこまめに拭いたり、洗ったりして、清潔を保ちましょう。どうしても目をこすってしまう場合は、一時的にミトン(手袋)を着けさせるのも、一つの方法です。目やにが多く出ている場合は、清潔なガーゼやコットンを、ぬるま湯や清浄綿で湿らせて、目頭から目尻に向かって、優しく拭き取ってあげてください。この時、左右の目で、別々のガーゼを使うようにし、一度拭いた面は、再度使わないようにしましょう。次に、薬の使い方です。医師から処方された抗菌薬の点眼薬や眼軟膏は、指示された回数と期間を、必ず守って使用してください。赤ちゃんは、目薬をさされるのを嫌がることが多いですが、根気よく、そして手早く行うのがコツです。点眼の際は、赤ちゃんを仰向けに寝かせ、頭をしっかりと固定し、下まぶたを軽く引いて、確実に1滴落とします。嫌がって目をつぶってしまっても、目頭のあたりに薬を落とせば、目を開けた時に自然と中に入っていきます。眼軟膏の場合は、清潔な綿棒の先に少量とり、下まぶたの裏側に、そっと塗布します。そして、家庭でのケアにおいて、やってはいけないこともあります。それは、民間療法のように、まぶたを温めたり、冷やしたりすることです。炎症の時期によっては、逆効果になることもあるため、自己判断で行うのは避け、医師の指示に従いましょう。もちろん、膿を無理に絞り出そうとすることも、絶対にやめてください。正しいケアと、医師による適切な治療で、赤ちゃんのつらい症状を、一日も早く和らげてあげましょう。