私は、長年、重度のスギ花粉症に悩まされてきました。その症状は、一つではなく、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、そして喉のイガイガと、多岐にわたります。そのため、毎年、花粉シーズンが近づくと、「今年は、どの科にお世話になろうか」と、自分の最もつらい症状と相談しながら、受診先を決めています。私が最初に花粉症で病院を訪れたのは、大学生の時でした。その時は、とにかく、滝のように流れる鼻水と、ティッシュをいくら使っても追いつかない、くしゃみの連発が一番の悩みでした。そこで私が選んだのは、「耳鼻咽喉科」です。診察で、鼻の粘膜が真っ白に腫れ上がっているのを見せてもらい、「典型的なアレルギー性鼻炎ですね」と診断されました。処方された内服薬と、ステロイドの点鼻薬を併用すると、あれほどひどかった鼻水が、かなりコントロールできるようになったのを覚えています。社会人になり、デスクワーク中心の生活になると、今度は、鼻づまりと、それに伴う頭痛、そして、パソコンの画面を見るのも辛いほどの、目のかゆみが、私の最大の敵となりました。特に、目のかゆみは、内服薬だけでは全く歯が立たず、目を掻きすぎて、白目がブヨブヨに腫れてしまうほど。この時は、耳鼻咽喉科に加えて、「眼科」も受診しました。眼科で処方された抗アレルギー点眼薬は、かゆみを直接抑えてくれる、まさに救世主のような存在でした。そして、数年前、根本的な体質改善を目指そうと決意した私が、門を叩いたのが「アレルギー科」です。血液検査で、自分がスギとヒノキに、極めて強いアレルギーを持っていることを、客観的な数値で確認しました。そして、医師と相談の上、「舌下免疫療法」を開始することにしたのです。毎日、舌の下に治療薬を含ませるという、地道な治療ですが、これを始めてから、シーズン中の症状は、明らかに軽くなりました。このように、私自身の経験からも言えるのは、花粉症の治療は、一つの正解があるわけではなく、その時の最もつらい症状に応じて、専門家を上手に使い分けることが大切だということです。
私の花粉症、何科に行けば?体験から学ぶ選び方